薄肌ねえさんのお肌──バリア機能

薄肌は、まだ十分に解明されていない繊細な肌領域。
「スキンケア実験室」では、
化粧品開発歴10年以上のわたくし「こうじ先輩」が、
薄肌ねえさんの肌を科学的視点から分析することで、
薄肌について探求していきます。
バリア機能のバロメーター「重層剝離」とは?
敏感肌や薄肌の人は、バリア機能が乱れているとよく言われます。
そもそもバリア機能とは何かを改めて説明しますね。
皮膚の最も外側にある角層は、レンガのような形をした角層細胞が規則正しく積み上がったような構造をしています。(レンガとセメントでできた壁のような構造)


この構造が外部刺激から肌を守り、異物(細菌やアレルギーの原因物質など)の侵入を防ぐ働きをしています。
この肌を守る働きをバリア機能といいます。
バリア機能がしっかりしている肌では、角層細胞が規則正しく並び、
逆に弱まっているお肌では、角層細胞が不規則な並びをしていたり、角層細胞同士の密着力が弱かったりします。
そこで今回は、薄肌ねえさんのバリア機能を調べるために、重層剥離試験というものを行いました。
じゅうそうはくり!? 字面がコワイ!!
重層剝離試験とは、粘着テープで肌から角層を採取し、専用の染色液で染めます。
その後、専用のカメラで画像解析して角層の状態をみる試験です。
角層が層状に重なって剥がれていたり、まばらな状態で剥がれ落ちている場合は、バリア機能が低下していることを示します。
水分量不足の原因も明らかに…?
薄肌ねえさんの角層の状態はこちらです!


濃い青色の部分と薄い青色の部分がありますが、
濃い部分はより角層が重なって剥がれ落ちていること(重層剥離している部分)を示します。
重層剥離の多い皮膚は、バリア機能が弱まっており、肌荒れや炎症状態を伴う肌と言えます。
ちなみに、薄肌ではない同年代女性の健康なお肌の角層は、このような状態です。


薄肌ねえさんと比べて、濃い青い部分が少ないですよね。
これはバリア機能がしっかり機能していることを表します。
比較すると一目瞭然ですね……こんなに剥がれちゃっているなんて……涙
薄肌ねえさんの場合、ターンオーバーはそこまで乱れていないものの、バリア機能は弱まっているということが分かります。
今までの実験で、肌の水分量が少なかったのもこれが原因かもしれません。
バリア機能を高めるような成分を取り入れたり、スキンケア方法を見直す必要がありそうです。
薄肌ねえさん、これからの対策を誓う
自分の肌の現状を目の当たりにして、ショックでしたが、同時に納得もしました。
「なんでわたしだけこんなに乾燥するの?」ってずっと思っていたけれど、
肌表面のガードがこれだけ弱まってたら、そりゃあ乾燥しますよね。
今までも摩擦には気をつけていましたが、
あの青い画像を見たら「もう絶対こすらない!」って心に誓いました。
正しいケアを続ければ、角層の状態は必ず整ってくるハズ。


これからも、「薄肌」を科学で分析していきます!
次回も、薄肌ねえさんの肌を実験台にしながら、リアルな「薄肌の中身」を明らかにしていきます!お楽しみに!
FAQ(よくある質問)
Q:バリア機能が落ちている時のスキンケアで気をつけることはありますか?
A:とにかく刺激や摩擦を避け、しっかりと保湿をしてあげましょう。
洗顔をおこなう際には、しっかりと泡立てて優しくおこない、最後はぬるま湯で洗い流しましょう。保湿ケアアイテムもなるべく刺激の少ないものを選ぶのがおすすめです。
Q:バリア機能の状態を簡単に確認する方法はないのでしょうか?
A:バリア機能が落ちている時には、乾燥によるかさつきや、小じわが目立つことがあります。
また、赤みやひりつき、かゆみが現れることもあります。これらの症状が目立つ場合には、バリア機能の低下を疑っても良いでしょう。
Q:重層剝離が続くとどうなるの?
A:重層剝離状態では、外部刺激などに敏感に反応しやすくなり、赤みや更なる肌トラブルに繋がる可能性があります。
これまでの薄肌ねえさんの肌研究





