松山油脂の化粧水を試してみた

こんにちは、薄肌ねえさんです!

突然ですが、巷で「神コスメ」と絶賛されているアイテムが、自分の肌にはイマイチ合わなかった経験、ありませんか?

ねえさん、結構あります。
薄肌さんだと特にそんな経験がある人、多いのではないでしょうか?

今日は、SNSでも評価が高く、わたしも成分に期待大だった、松山油脂さんの保湿浸透水バランシングを試した正直な感想をお届けします。

画像引用元:松山油脂

結論から言うと、すごく良い商品なのは間違いないけど、ねえさんの砂漠級の乾燥薄肌には「ちょっと物足りない」という結果に。

薄肌ねえさん

1本使い切ったけど、リピートには至らず……

でも、この「物足りなさ」の理由を、化粧品開発部のこうじ先輩に聞いてみたら、
ねえさんのような乾燥肌×薄肌さんが化粧水を選ぶうえで、すごく大切なヒントが見つかったんです!

要点はこちらの3つ!/

  • 絶賛の化粧水でも、乾燥が深刻な薄肌には「膜が張るような浸透しづらさ」を感じることがある
  • その違和感の正体は、キサンタンガムナットウガムといった増粘剤によるものかもしれない
  • 薄肌さんが、より奥までうるおいを感じたいなら、カルボマー系の増粘剤を使ったテクスチャーを試すのがおすすめ

人気アイテムが合わないと落ち込むけど、その理由を解明することで、次のスキンケアのヒントが見つかるかも!?
それでは一緒に見ていきましょう!

目次

絶賛アイテムを試すも…薄肌のわたしには合わなかった正直レビュー

セラミド信者、ねえさんを虜にした「成分の誘惑」

わたし、セラミド信者なんです!
特にヒト型セラミドが入っていると聞くと、「贅沢〜!」とワクワクして、試さずにはいられません。

この松山油脂さんの化粧水には、「肌の潤いを保つ5種類のヒト型セラミド」が配合されていると聞いて、即座にポチッとしてしまいました。
しかも、最近敏感肌や乾燥肌のケアで注目されている、水分を長時間保つエクトインや、肌のキメを整えるナイアシンアミドまで入っている!
もう、成分表だけで「これは薄肌のわたしにぴったり!」と確信していました。

手に取りやすい価格帯なのもあって、「やっと出会えた化粧水かも!」と、ワクワクしながら使用を開始したんです。

刺激はないけど「物足りない」と感じた正直な使用感

テクスチャーは少しとろみがあり、肌になじませると最初は「すごくうるおってる!」と感じました。
香りもなくて、アルコール(エタノール)やパラベンも不使用
さすが、敏感肌にも配慮された設計で、使用中に刺激を感じることは全くありませんでした
これは薄肌さんにとってすごく重要なポイントですよね。

ただ、使い続けるうちに、少しずつ違和感が…。

使用直後は「ベタつく」というか、肌の表面に膜が張ったような感覚が残るんです。
そして、時間が経つと、表面はしっとりしているのに、肌の奥は何となく「乾燥している」というインナードライのような感覚が残りました。
例えるなら、サランラップで包んだ食品の表面はしっとりしているけど、中身はパサパサ、みたいなイメージ。

ねえさんの砂漠級の乾燥肌、薄肌の角質層では、この化粧水のうるおいが「肌の中まで入っていかない」「表面で留まっている」と感じて、結果的に物足りなさを感じてしまったんです。


【化粧品開発者に質問】薄肌ねえさんが感じた「膜が張る」感覚の正体は?

この違和感を、化粧品開発のプロ・こうじ先輩に相談してみました。やっぱり、経験豊富な開発者の視点は違います!

薄肌ねえさん

こうじ先輩、教えてください!
ヒト型セラミドナイアシンアミドなど、すごく良い成分が入っている化粧水なのに、わたしの肌だと表面に膜が張ったようなベタつきが残って、肌の奥の乾燥が解決しなかったんです。
これはどうしてなんでしょうか?

こうじ先輩

ねえさんが感じた「膜が張ったような使用感」は、増粘剤(ぞうねんざい)という成分の仕業かもしれませんね。
化粧水のとろみや使用感を出すために使われるもので、成分表を見るとヒントがありますよ。

ねっとり感の鍵は「増粘剤」!キサンタンガムとナットウガムの働き

\こうじ先輩のひとことがっつり解説/

ねえさんが使った化粧水の全成分を見ると、キサンタンガムナットウガムが入っていますね。これらは増粘剤と呼ばれる成分で、化粧水にとろみ粘性を与え、使用時の保湿感をアップさせる役割があります。

特にキサンタンガムは、分子が大きい多糖類で、肌表面に比較的しっかりとした膜を作りやすい性質があります。
この「膜」のおかげで、水分が逃げにくくなり、保湿効果を感じる方も多いんです。
これが、多くの人が絶賛する理由の一つでしょう。

しかし、ねえさんのように乾燥が深刻な薄肌の方や、インナードライの方は、この「膜」がフタになってしまって、肌の角質層の奥まで水分が届ききらずに、結果として物足りなさや浸透しづらさを感じてしまうことがあるんです。
表面はうるおっているのに、奥は乾いている、というねえさんの感覚は、まさにこの膜感による影響が大きいと考えられます。

薄肌の乾燥肌さんが「浸透しない」と感じるメカニズム

薄肌は、もともと角質層が薄く、バリア機能が低下しがちです。
そのため、肌が「うるおい」をキャッチする力が弱まっている場合があります。

そんな肌に、キサンタンガムやナットウガムなどの増粘剤で少し重めのテクスチャーの化粧水を乗せると、表面の角質に引っかかり、滑りが良くなりすぎるか、あるいはフタになりすぎて、必要な水分が肌の奥まで届きにくい、という現象が起こるんですね。

だから、刺激は感じないけれど、「表面だけ」のうるおいに感じてしまった、というわけです。これは商品が悪いのではなく、薄肌という肌質と、その化粧品のテクスチャーの相性の問題だったんですね!


私と同じ「薄肌」さんにおすすめ!こうじ先輩が推す代替成分

じゃあ、薄肌のわたしが、本当に肌の奥までうるおいを感じるためには、どんな化粧水を選べば良いのでしょうか?

薄肌ねえさん

こうじ先輩!じゃあ、わたしのような薄肌で、浸透感を重視したい場合は、どんな成分に注目したらいいですか?

\こうじ先輩のひとことがっつり解説/

膜感よりも浸透感みずみずしさを求める乾燥肌×薄肌さんには、増粘剤としてカルボマーアクリレーツ/C10-30アルキルアクリレートクロスポリマーなどが主に使用されている化粧水をおすすめします。 
これらの増粘剤は肌の上でゲル構造が崩れやすく、とろみがあるのに肌の上で伸ばすとみずっぽくなる特徴があります。

そのため、キサンタンガムなどと比べると、比較的肌の上でなめらかに広がりやすくみずみずしい使用感になりやすい性質があります。
もちろん製品設計にもよりますが、乾燥肌×薄肌さんが求める「奥までスーッと入っていく」感覚を実現しやすい傾向があるんです。

セラミドナイアシンアミドなどの保湿成分はもちろん大事ですが、その成分を肌に届けるためのテクスチャー増粘剤にも注目してみると、お肌に合う化粧品を見つけやすくなりますよ。

薄肌の保湿力を高めるための前向きなスキンケア方針

ねえさんのように、薄肌で「人気アイテムが合わなかった…」と落ち込んでいる人がいたら、ぜひ増粘剤の成分に注目して、次に試すアイテムを探してみてくださいね!

【ねえさんの次の一手】

  1. セラミドナイアシンアミドはそのまま信じる(これは薄肌の土台作りに必須)
  2. 化粧水の成分表を見て、「キサンタンガム」や「ナットウガム」以外でとろみを出しているものを探すカルボマー系を探すぞ!)
  3. テクスチャーは「さらっとしているけど、肌の上でみずみずしく広がる」ものを選ぶ

薄肌だからこそ、人と同じでなくてもいい。
自分の肌に正直に向き合って、成分一つ一つの働きを理解することが、薄肌との上質な暮らしに繋がるんだなと、今回の経験から前向きな気づきを得られました!


まとめ:合わないことも次へのヒントに!

絶賛されているアイテムでも、薄肌の角質層の構造や乾燥レベルによっては合わないこともある
でもそれは、決して肌が劣っているわけでも、製品が悪いわけでもありません。

薄肌という繊細な肌質は、テクスチャーを作る増粘剤の種類一つで、使用感が大きく変わってしまうデリケートな存在なんだと再認識しました。

この気づきを活かして、次はカルボマー系の化粧水を試して、
わたしにぴったりの浸透感を見つけてみたいと思います!

開発部のこうじ先輩にお話を伺いました。
次回も、ちょっと気になる肌のギモンを、専門家と一緒に深掘りしていきます!

FAQ

Q:松山油脂の化粧水は、どんな薄肌さんにおすすめできますか?
A:アルコール(エタノール)や香料などが無添加なので、刺激に敏感な薄肌さんにはおすすめです。特に、Tゾーンのベタつきが気になるインナードライの方や、表面の保湿感を重視したい薄肌さんには良い選択肢です。ねえさんのように重度の乾燥で、より奥まで水分を入れたい薄肌さんは、次に紹介したような増粘剤が異なる製品を試してみるといいかもしれません。

Q:カルボマーやアクリレーツは安全な成分ですか?
A:はい、化粧品成分として広く使用されており、一般的に安全性が確立されています。化粧品原料は、厳しい安全基準をクリアしていますのでご安心ください。ただ、すべての成分に言えることですが、刺激の感じ方には個人差があります。初めて使う際は必ずパッチテストを行って、刺激がないか確認してから使用することをおすすめします。

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