資生堂の店頭で肌診断してみた②

こんにちは、薄肌ねえさんです。 

先日、デパートの資生堂カウンターで店頭肌診断を受けてきました。
資生堂さんだけでなくFANCLさんまで、なんと2軒はしごで診断してもらったので、レビューしていきます。


店頭での肌診断って、美容にくわしい人だけのもの、ってイメージだったんですけど、わたしも薄肌研究室を始めてから、自分の肌を数字で知りたくなってチャレンジしています。
(ネットで見かける薄肌情報が、なんとなくふわっとしていて掴みどころがないので、数字や科学でわかるようになったら嬉しいな、と思っています)

結果は一喜一憂なんですけど、なんとなく、自分がケアすべき方向性が見えてきた気がしています!

結論と要点2つ

薄肌ねえさんが店頭肌診断を受けて分かったのは、「キメを整えること」が最優先の課題だということでした。

  1. 資生堂の診断で、「なめらかさ」(=キメ)の評価はまずまずだったが、メイクしたまま受ける簡易診断には限界がある気がする
  2. FANCLの診断で、薄肌ねえさんの課題はキメの乱れであることが明確に。薄肌でも敏感肌でも、まずはキメを整えるスキンケアが土台になる!?

目次

1. 資生堂の店頭肌診断の結果から見えた「薄肌」の課題

まず最初に受けたのが、資生堂さんの店頭に設置されていたパネルサイズの大型タブレット機器 Beauty Alive Circulation Check(ビューティー・アライブ・サーキュレーション・チェック)での診断です。

メイクは落とさず、ただ顔全体の写真を撮るだけ。
「これで肌診断できるの!?」と戸惑うねえさん……笑

結果はこんな感じ。

(資生堂のアプリ「Beauty Key」に登録していると、アプリ上で結果が見れます!)

全体的なスコアは良好でしたが、やっぱり乾燥の項目だけが平均以下。

薄肌ねえさん

ねえさんの砂漠級乾燥肌は健在ですね。
まぁ知ってたけど、やっぱりちょっとショックでした……。

「なめらかさ」の項目がキメの状態を指すそうで、ここが平均値。
シミ・くすみも良好という結果だったんですが、
メイクを落とさずに、しかも顔全体を写真で撮るだけの診断だったからかなって疑問が残ります。
だって、シミはあるしくすみも気になってるのに、これで良好って本当?

あとで知ったんですが、この診断、スマホでもできる内容でした。
「せっかくカウンターに来たのに、家でできるやつだったのか…」と、ちょっとだけ残念な気持ちに…ちゃんと調べていけばよかったな。ねえさんの下調べが不足していました。

(公式サイトによると、店頭の端末でやる方がより正確な結果が出るようです。)

この診断は今後、経過観察的に家でもやってみようと思います。

こうじ先輩

「なめらかさ」がキメに該当する、というのは私も勉強になりました。
化粧品開発では「キメが整っている状態=肌表面の凹凸が小さく、形が均一である状態」と捉えるので、まさに「なめらかさ」ですよね。

ただし、メイクをしたままの、顔全体の撮影による肌診断は、あくまでも肌の「印象」を数値化する簡易的な診断と考えた方が良いでしょう。特にキメの凹凸は、ファンデーションで埋まってしまうため、正確なキメの状態を測るのは難しいです。

2. FANCLの診断で見つけた新たな敵!「毛穴」と「キメの乱れ」

資生堂さんでの診断で少し物足りなさを感じて、その足でFANCLさんのカウンターへ!
こちらはメイクは落とさなかったものの、スコープで肌を接写するタイプの診断でした。

結果がすごくおもしろかった!

まず、水分量がまさかの高評価!
これは資生堂さんでツヤ肌メイクをしてもらった直後だったからかも…(バズり倒している美容液ファンデのタッチアップしてもらいました)

そして、まさかの「毛穴」の数値が同年代と比較して悪いという結果に!
今まであまり毛穴について指摘されたことがなかったので、衝撃でした。
ひらき毛穴やかくれ毛穴、隠れ角栓が、この診断で視覚的にわかりました。

そして、ここでもやっぱり指摘されたのは「キメ」!
BAさんからは「キメがないわけではないけれど、欠けている部分があって乱れている。キメを整えるとスキンケアの入りが良くなるから、まずはキメを整えましょう。」とアドバイスされました。

資生堂さんでは「なめらかさ=平均」、FANCLさんでは「キメの乱れ」と、
結果に方向性の違いはありましたが、「キメ」が薄肌ねえさんの肌の土台を整えるための重要キーワードであることは共通していました。

\こうじ先輩のひとことがっつり解説/

薄肌や敏感肌の方は角質層が薄く、バリア機能が低下していることが多いです。
このバリア機能を担っているのが、角質層の一番外側にある「キメ」なんです。

キメとは、皮膚表面にある小さな凹凸のことで、
これが均一に、そして網目状に整っていると、肌表面の光の反射が均一になり、なめらかに見えます。
さらに重要なのは、キメが整うことで、角質層同士の密着度が高まり、
外部からの刺激(紫外線、花粉、摩擦など)の侵入を防ぎ、内部の水分蒸散(TEWL)を抑えることができるんです。

FANCLさんの診断で「キメが欠けて乱れている」と言われたのは、
薄肌のバリア機能が少し弱まっているサインかもしれません。
キメが乱れると、水分量が低下し、肌が乾燥しやすくなります。
敏感肌や肌が薄いと感じる方は、まずは低刺激で、セラミドなどの保湿成分をしっかり補給し、
キメの土台を整えるスキンケアから始めるのが鉄則ですよ。

「隠れ角栓」は、おそらく毛穴に詰まった皮脂と古い角質が、まだ表面に現れていない状態のことでしょう。
キメの乱れは、ターンオーバーの乱れにもつながり、角栓ができやすい環境を作ってしまうので、これもキメケアの重要性を裏付けていますね。

こうじ先輩

キメの画像は、今度社内のマイクロスコープでも観察してみましょう!

3. 2つの診断で共通した薄肌ケアのゴールとねえさんの決意

いくつか診断を受ける中で、方向性の違うことを言われたりもしているけれど、なんとなくケアすべき方針が決まってきた気がします!

つまり、こうじ先輩やBAさんの言う通り、
キメを整えてバリア機能を正常にしないと、今ねえさんの抱えている肌悩みは解決しない、ということ。

「肌が薄い」「敏感肌」だからって、乾燥だけを気にして保湿しまくっていたけど、
これからはキメを丁寧に、優しく整えることを意識したスキンケアを意識したいですね。

絶賛進行中の、土台を整えるスキンケアをつくる計画に、「キメを整える」要素も追加したいな。というか、土台=キメの認識でも良いのかも!?

薄肌ねえさん

次回も、ちょっと気になる肌のギモンを、専門家と一緒に深掘りしていきます!


FAQ

Q:メイクをしたままの肌診断って、結果をどれくらい信じていいの?
A: メイクをしたままの診断は、肌の「表面的な印象」や「大きな傾向」(例:全体の乾燥度)を捉えるには役立ちますが、キメの形状や隠れシミなど、肌の深部や細部にわたる精密な情報は、ファンデーションなどの影響で正確に出にくい場合があります。薄肌さんで敏感肌の方は、特にキメやバリア機能の低下に関わる結果が重要なので、スコープを使うなど、接写できる診断を受けるのがおすすめです。

Q:「キメが乱れている」と言われたら、どんなケアをすればいいですか?
A: キメの乱れは、角質層が剥がれやすくなっている状態、つまりバリア機能の低下のサインです。まずは、摩擦を与えない低刺激な洗顔と、セラミドやNMF(天然保湿因子)を配合したアイテムでの徹底的な保湿が必要です。薄肌にとって刺激になりやすいピーリングなどは避け、キメの一つ一つをふっくらと整えるようなスキンケアを選びましょう。また肌が乾燥している状態はキメが乱れる要因になるので、しっかり保湿することを心がけましょう。

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