レチノールのA反応で苦しんだ話

こんにちは、薄肌ねえさんです。

突然ですが、ねえさん、レチノールで盛大に失敗しました……!

レチノール(ビタミンA)って、今や敏感肌の人でも試しやすいマイルドな製品が増えてきて、エイジングケアや毛穴ケアの頼もしい味方ですよね。
ねえさんもエイジングケアが気になるお年頃だし、肌が薄い問題を解決したくて、ずっと使いたい成分リストのトップにいたんです。

特に、以前ご紹介したAnuaのレチノール美容液!

口コミでもA反応が出にくいという声が多くて、期待大でゲットしました。

でもね、そこでやらかすのがねえさん。

結論から言うと、

  • 薄肌さんは、レチノールは「少しずつ慣らす」が鉄則!
  • ねえさん、「いきなり2プッシュ、毎日使用」という暴挙
  • A反応でピリピリしたら、すぐに休止し、鎮静保湿ケアに切り替えるべし
目次

ピリピリ感で半泣き!ねえさんの「レチノール暴走」失敗談

期待を胸に使い始めたレチノール美容液。口コミを調べて安心していたこともあり、完全に油断していました。

普段から説明書を読まない悪いクセが、ここで大爆発!
「薄肌なんだから、ちょっとずつね」なんて心の声は、興奮した私には届かず……。

いきなり、たっぷり2プッシュを毎日の夜のスキンケアに取り入れてしまったんです。

薄肌ねえさん

絶対に真似しないでね!!

1日目、2日目は特に異常なし。

「あれ?私、肌 薄いけど意外と強いのかも?レチノールはいけちゃうクチ?」なんて調子に乗っていた、あの頃の私をぶん殴りたい……。

3日目の夜も塗って、翌日の日中、異変が起こりました。

なんとなく肌の奥でピリピリした刺激を感じました。

最初は「乾燥かな?」と思っていたのですが、どんどん刺激が強くなってきて……マスクをしていたこともあって、摩擦と合わさってかつてないほどのピリピリ感に……!!

特に頬や口周りなど、もともと薄肌で乾燥しやすい部分が赤くなりそうな感覚で、鏡を見て半泣きでした。
皮むけまではいかなかったけれど、「これはA反応だ!」と直感。
怖くなって、すぐにその日は使用を中止。

このとき、「ああ、やっぱり私って肌 薄いんだな……」と薄肌体質を再認識しました。

いきなり2プッシュ、毎日使い……今思えば恐ろしすぎる!

今、冷静になって考えてみると、薄肌のわたしがいきなり2プッシュを毎日使うなんて、本当に暴挙すぎました。

多くのレチノール製品、特に初めて使う人向けの説明書には、必ず「少量から」「週に2〜3回から」と書いてありますよね。

A反応というのは、肌がビタミンAに慣れる過程で一時的に起こる乾燥赤み皮むけなどのこと。肌のターンオーバーが急激に促進されることで起こる、いわば「お肌の筋トレ」みたいなものだと、こうじ先輩から前に教えてもらいました。

でも、薄肌さんはこの「筋トレ」の負荷に耐えるためのバリア機能が、元々ちょっぴりデリケートなことが多いんです。だからこそ、負荷は最小限から始めないといけなかったのに……。

本当に、薄肌さんにはねえさんの失敗を教訓にしてほしい!(こんな暴挙する奴、なかなかいないとは思いますが)
いくらレチノールを使いたい気持ちが強くても、焦ってはいけません。

「まずは説明書を読め!」ですね。はい、反省しています。

レチノールを諦めない!2週間で「鎮静スキンケア」に切り替え

幸いにも、皮むけには至らなかったため、わたしはすぐにレチノールの使用を中止し、鎮静保湿を最優先したスキンケアに切り替えました。

使ったのは、セラミドNMF(天然保湿因子)など、バリア機能をサポートしてくれる成分がたっぷり入った、低刺激の化粧水とクリーム。徹底的に肌を甘やかす作戦です。

2週間ほどで肌のピリピリ感は完全に落ち着き、やっと「再チャレンジしても大丈夫そう」という肌状態に。

そして、再開した時のルールはただ一つ!

「2日に1回、1プッシュ」からスタート。

今度は、まるで薄肌の赤ちゃんを扱うかのように、優しく、慎重に。
この使い方にしてからは、今のところ全く刺激を感じることなく、無事に使い続けられています。

地味に嬉しいのが毛穴への効果
使い始めてから、鼻周りの毛穴がキュッと引き締まってきた気がします。やっぱりレチノールはすごい!

こうじ先輩に聞いてみた!薄肌とA反応のメカニズム

今回の失敗談をこうじ先輩に話してみたら、やっぱり「いきなりその量はダメだよ〜」と笑われてしまいました。

なぜ薄肌だとA反応が出やすいのか、改めてこうじ先輩にがっつりポイント解説してもらいました!


A反応(レチノイド反応)は、ビタミンA(レチノールなど)が不足している肌に急に補給された際に起こる一時的な炎症の総称です。
肌のターンオーバーが急激に進むことで、一時的に未熟な細胞が表面に出てきたり、乾燥しやすくなったりして、赤みや皮むけ、ピリピリ感が出ることがあります。
これは肌がビタミンAに慣れていくプロセスで、肌が良い状態になる前触れとも言えます。


こうじ先輩のがっつり解説:薄肌とA反応の深い関係

薄肌さんがA反応が出やすいのには、科学的な理由があります。

  1. 角質層の薄さ
    薄肌さんは、外部刺激から肌を守るいちばん外側の層「角質層(バリア機能の核)」が、文字通り薄いことが多い。物理的な防御力が低いため、レチノールという有効成分を急激に入れると、健康な肌よりも刺激を感じやすい。
  2. 経皮水分蒸散量(TEWL)が高い可能性
    バリア機能が弱いと、肌内部の水分が蒸発しやすくなる(乾燥しやすい)。乾燥している肌は敏感な状態になりやすく、わずかな刺激にもピリピリと反応しがち。
  3. ビタミンAの受容体との関係
    A反応は、肌細胞がビタミンAをキャッチする「受容体」がまだ十分にない状態で、高濃度のビタミンAが急に入ってきた時に起こる。薄肌さんに限らず、初めての人は低濃度・低頻度で焦らずスタートし、受容体を徐々に増やして肌を慣らすことが最重要。

そもそもレチノールは、レチノイン酸がRAR(レチノイン酸受容体)やRXR(レチノイドX受容体)に結合し、これらの複合物がシワ改善などの効果を発揮します。一方で、RAR(レチノイン酸受容体)にレチノイン酸が結合すると、A反応も出やすくなります。このRARを介しておきるA反応は、レチノイン酸に肌が慣れてくると落ち着いてきます

また、レチノイン酸が、TRPV1という刺激に関与する受容体にも結合すると、刺激を感じやすくなるとも言われています。薄肌で敏感肌の方も多いと思うのですが、敏感肌の人はこのTRPV1が過剰に発現していることで刺激を感じやすくなっています。

こうじ先輩

薄肌ねえさんがいきなり「2プッシュ、毎日」を使ったのは、ビタミンA不足の肌にいきなりフルマラソンをさせたようなもの。鎮静・保湿ケアに切り替えて、低頻度から再開したのは大正解です。


【体験者が語る】薄肌ねえさんのレチノール「再チャレンジ」のコツ

こうじ先輩の解説を聞いて、改めて薄肌の自分にとってレチノールがいかに慎重な扱いが必要な成分か理解できました。

わたしみたいに薄肌だけど、レチノールに興味がある!という方のために、わたしの経験から学んだ再チャレンジのコツをシェアします。

  1. 「サンドイッチ法」を試してみる
    化粧水→乳液→レチノール→保湿クリーム、という順番で塗る方法。乳液の層で挟むことで、レチノールが肌に届くスピードを緩やかにし、刺激を抑えることができます。(もちろん、推奨された使い方をまず確認してね!)
  2. 使用頻度は「週2回、夜だけ」から
    まずは肌を慣らすことを最優先。A反応が出なければ、次の週は3回に……と、焦らず少しずつ回数を増やします。
  3. 部分使いからスタート
    心配な場合は、毛穴など気になる部分だけに少量を塗布するところから始めるのも手です。
  4. 摩擦は最大の敵
    薄肌さんは、塗る時の摩擦にも敏感。手のひらで優しく包み込むように塗布して、ゴシゴシ擦らないように!
  5. 抗炎症成分が配合されたスキンケアアイテムを併用する
    炎症反応を抑えることで刺激を緩和できる可能性があります。

薄肌にとってレチノールは、正しく使えば心強い味方になってくれるはず。
でも、扱い方を間違えると、ねえさんのように半泣きになります(笑)。

「薄肌だからこそ、丁寧に、焦らず」を合言葉に、一緒にレチノールと向き合っていきましょう!

まとめ:薄肌で敏感肌でも、レチノールは焦らず育てよう

今回のA反応騒動は、ねえさんにとって大きな教訓になりました。

薄肌を自覚しているからこそ、新しい成分にチャレンジするときは、製品の説明書をしっかり読み、推奨された低頻度少量から始めることの重要性を痛感……。

もしA反応が出てしまっても、それは「肌が新しいステップに入ろうとしているサイン」だと前向きに捉えて、すぐに鎮静と保湿に切り替えること。
そして、肌が落ち着いたら、また優しい使い方で再チャレンジすれば大丈夫!

薄肌のわたしたちも、焦らず、レチノールという成分と上手にお付き合いしていきましょう。
薄肌ねえさん、これからも肌と対話しながら、さまざまなスキンケアを試していきます!


FAQ(よくある質問)

Q1. A反応が出てしまったら、どのくらい使用を中止すべき?
A. 薄肌ねえさんの場合は2週間で落ち着きましたが、A反応の赤みやピリピリ感が完全に治まるまで、鎮静と保湿のシンプルなスキンケアに切り替えて様子を見ましょう。通常は数日から長くても1ヶ月程度で治まると言われています。1ヶ月以上続く場合は、A反応ではなく肌トラブルの可能性もあるので、皮膚科医に相談してください。

Q2. 薄肌でもレチノールを使うメリットはある?
A. はい、あります。薄肌さんはターンオーバーの乱れや乾燥による小ジワ、毛穴の目立ちなどの悩みも抱えやすいですが、レチノールは肌のハリや弾力をサポートし、ターンオーバーを整えることで、これらの悩みにアプローチすることが期待できます。ただし、必ず低濃度低頻度から始めるようにしましょう。

Q3. レチノールを使っている時の紫外線対策はどうしたらいい?
A. レチノール(ビタミンA)は紫外線に弱く、肌も敏感になりがちなので、日焼け止めによる紫外線対策は絶対に徹底してください。SPF30以上、PA+++以上のものを使い、2〜3時間おきに塗り直すのが理想です。

X・noteフォロー

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次