薄肌は乾燥肌だけじゃない!脂性肌×薄肌を深掘り!

薄肌×脂性肌ってどんな状態?
こんにちは、薄肌ねえさんです。
突然ですが、「薄肌=乾燥肌」というイメージ、ありませんか?
ねえさんの肌悩みは「薄肌」に加えて「乾燥」がメイン。いわゆるTHE・薄肌のタイプだと思っています。
それもあってか、「薄肌」といえば乾燥肌や敏感肌とセットで語られることが多いと感じています。
でも、SNSなどで薄肌さんの声を見ていると、
肌が薄くてヒリヒリするのに、Tゾーンはベタベタ…
ニキビができるからさっぱりケアにしたいけど、乾燥して赤くなる…
という悩みを、意外と多く見かけることに気づきました。
「薄肌×脂性肌」のタイプですね。

これ、どうケアしていいか迷子になっちゃいますよね。
乾燥ケアをすべき?それとも皮脂ケア?
「薄肌×乾燥肌」の情報は多くても、「薄肌×脂性肌」の情報って少ないかも…。
「薄肌研究室」管理人として、
そして薄肌さんのためのスキンケア開発を目指す身としても、これは見過ごせません。
そこで今回は、わたしの頼れる先輩、化粧品開発歴10年以上のベテラン・こうじ先輩と一緒に「薄肌と脂性肌」の関係について、がっつり深掘ってみることにしました!
「薄肌×脂性肌」は、なぜ赤くなりやすいの?
こうじ先輩!以前、「薄肌×脂性肌」タイプの方は、テカリだけでなく「赤み」が出やすいという話をしましたよね。
あれって、どうしてなんですか?
脂性肌=肌が厚くて強いイメージがあるんですけど…。
お、ねえさん。鋭い復習ですね。
一般的な脂性肌は皮膚が厚い傾向にありますが、「薄肌×脂性肌」の方は別物です。ここには「皮膚の薄さ」と「皮脂の酸化」という2つの要因が絡んでいるんですよ。
\こうじ先輩のひとことがっつり解説/
まず、「薄肌」の方は皮膚(角質層)が薄いため、外部刺激に弱く、毛細血管の赤みが透けやすい状態です。
そこに、バリア機能の低下を補おうとして過剰に分泌された「皮脂」が長時間留まるとどうなるか。
一つは、皮脂の酸化です。
皮脂は空気や紫外線に触れると酸化して「過酸化脂質」という刺激物質に変化します。
さらに見逃せないのが、皮脂による炎症です。
皮脂が多く出ることによって、毛穴が開いて赤く見えたり、皮脂を餌にして増えたアクネ菌などが肌の上で分解されるときに生じる「遊離脂肪酸」が原因となり起こる炎症によって、赤く見えることがあります。
刺激物質に、炎症の原因まで…!それが肌の上にあるなんて怖いです。
肌が厚ければ多少は耐えられますが、バリア機能が弱っている薄肌さんにとって、この刺激はダメージ大です。
すぐに炎症を起こしてしまい、それが「消えない赤み」や「炎症性のニキビ」として現れやすいんです。
だからこそ、このタイプの方は「ただテカリを抑える」だけでなく、「炎症を防ぐ」視点も重要になります。
洗顔の極意:「優しく」かつ「しっかりと」洗うって?
なるほど、皮脂が残ると刺激物質になって赤みの原因になるんですね。
ということは、やっぱり洗顔でしっかり落とさないと!
でも、薄肌だから「洗いすぎ」は怖いし…。
以前、「優しく、しっかりと」洗うのがおすすめと教わりましたが、このバランスが難しいです!
そうですよね。ここが一番の悩みどころだと思います。
「優しく」というのは「摩擦を与えない・肌バリアを壊さない」こと。
「しっかりと」というのは「酸化する前の余分な皮脂汚れを落とし切る」こと。
この2つを両立するための具体的なポイントを教えますね。
\こうじ先輩のひとことがっつり解説/
摩擦レス洗顔の徹底
薄肌×脂性肌さんが目指すべきは、「手と肌が触れない洗顔」です。
- クレンジング選び
メイクをしている場合、クレンジング料はご自身のメイクの濃さに合わせるのが基本です。
ただし、シートタイプなどの摩擦系はNG。
厚みのあるジェルや、油脂系オイルなどがおすすめです。 - 洗顔料は「爆泡」で
洗顔料は、手のひらを逆さにしても落ちないくらい、濃密に泡立ててください。
泡のクッションで、毛穴の奥の皮脂を「吸着」させて落とすイメージです。 - 温度は「32〜34℃」のぬるま湯
これが非常に重要です!
熱いお湯(38℃以上など)は、必要なうるおい成分(セラミドなど)まで溶かし出してしまい、バリア機能をさらに低下させます。
逆に冷たすぎると毛穴が閉じて汚れを閉じ込めてしまいます。
「ちょっとぬるいかな?」と感じる32〜34℃を守ってください。
「汚れは落とすけど、うるおいは守る」。
そのための「泡」と「温度」なんですね。
ゴシゴシこすって落とすのは、赤みを悪化させるから絶対ダメ!ということですね。
スキンケアの鍵:皮脂と戦わず「コントロール」する成分
洗顔で肌を清潔にしたら、次は保湿です。
ここで「ベタつくから」といって化粧水だけで終わらせるのは、以前もお話しした通りNG行為。
インナードライを加速させてしまいます。
でも先輩、皮脂ってこんなに悪さをするなら、もう根こそぎなくしてしまいたいです…。
その気持ちはわかりますが、皮脂を完全な悪者にするのは間違いですよ。
実は皮脂は、本来は肌のバリア機能を正常に働かせるために存在していて、不足することも、肌の乾燥を誘発させるため良くないとされています。
一方で、先ほど説明したように過剰分泌も、ニキビや肌荒れ、毛穴の開きの原因になります。
「バランスが大事」というのが、皮脂の気難しい面ですね。
なるほど…多すぎても少なすぎてもダメなんですね。
そうなんです。だからこそ、「戦う(取り去る)」のではなく、「過剰な皮脂分泌そのものをコントロール」する働きのある成分を取り入れるのがオススメです。
特に注目してほしいのが、「アゼライン酸」と「ライスパワーNo.6」です。
注目成分1:アゼライン酸
海外ではニキビ治療にも使われることがある成分ですが、化粧品成分としても注目されています。
皮脂の分泌を抑制するだけでなく、角質の詰まりを防いだり、肌荒れを防ぐ効果も期待できます。
「赤み」や「ニキビ」に悩みやすい薄肌×脂性肌さんには、まさに攻守のバランスが良い成分と言えますね。
注目成分2:ライスパワーNo.6
「皮脂分泌の抑制」という効能で医薬部外品の有効成分として認められている日本発の成分です。
皮脂腺に直接働きかけて、過剰な皮脂が出るのを元から抑えてくれます。
乾燥させるのではなく「適正量に戻す」ような働き方なので、バリア機能が弱い薄肌さんでも使いやすいのが特徴です。
へぇ〜!「ライスパワーNo.6」に「アゼライン酸」。
ただ保湿するだけじゃなくて、皮脂の悩みそのものにアプローチできる成分があるんですね。これなら、ベタつきを恐れずにしっかり保湿ケアができそうです!
薄肌×脂性肌さんのための「ケア手順」まとめ
では、ここまでの話を整理して、明日からのケア手順をまとめましょう。
- クレンジング
メイクに合わせた洗浄力のものを選び、絶対にこすらずなじませる。 - 洗顔
たっぷりの泡で、皮脂や汚れを「吸着」させる。
「優しく、しっかりと」汚れをオフ。
すすぎは32〜34℃で。 - 水分補給
化粧水で水分をたっぷり入れる。
敏感肌用の低刺激なものがベース。 - 美容液
アゼライン酸やライスパワーNo.6配合のアイテムを投入し、皮脂トラブルの元へアプローチ。 - 保護(フタ)
乳液やジェルクリームで、うるおいを閉じ込める。
油分が多すぎるクリームである必要はないが、省略はしないこと。
「優しく洗う」と「しっかり落とす」の矛盾も解けたし、使うべき成分もわかりました。
赤みやニキビが出やすい薄肌さんは、とにかく「刺激を与えずに、酸化した皮脂をリセットする」ことが大切なんですね。
その通りです。「薄肌×脂性肌」は、適切なケアをすれば、肌の赤みが引いて透明感が出やすい肌質でもあります。
あきらめずに、丁寧なケアを続けてみてくださいね。
FAQ(よくある質問)
Q:「しっかりと洗う」というのは、スクラブ洗顔を使ってもいいということですか?
A:いいえ、スクラブ洗顔は薄肌さんには刺激が強すぎるためおすすめしません。「しっかりと」とは、摩擦で物理的に削り落とすことではなく、「濃密な泡」と「適切な洗浄剤」を使って、毛穴の汚れや余分な皮脂を化学的・物理的に吸着して落とすことを指します。指が肌に触れないくらいの泡洗顔を心がけてください。
Q:アゼライン酸を使うとピリピリすると聞いたのですが…。
A:アゼライン酸は、肌質によっては使い始めに軽い刺激(ピリピリ感やかゆみ)を感じることがあります。特にバリア機能が低下している薄肌さんは敏感になりやすいです。まずは低濃度のものから試すか、乳液の後に部分使いするなどして、肌の様子を見ながら徐々に慣らしていくことをおすすめします。
Q:脂性肌だと思ってさっぱりタイプの化粧水しか使っていませんでしたが、変えるべきですか?
A:エタノール(アルコール)が高配合されているような、揮発してスーッとするタイプの「さっぱり化粧水」は、一時的に気持ち良いですが、水分蒸散を招きインナードライを悪化させる可能性があります。「使用感はさっぱりしているけれど、保湿力(保水力)は高い」ものや、とろみのないシャバシャバ系の高保湿化粧水を選ぶのがおすすめです。
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- 薄肌ってなに? → 薄肌の構造や特徴をやさしく解説
- スキンケア実験室 → 化粧品開発のプロ・こうじ先輩による科学的なスキンケア解説
- 薄肌日記(ときどき反省会) → 薄肌ねえさんの日常のスキンケア体験談
- スキンケアをつくる! → 薄肌向け製品開発の裏側