保湿剤って何?「うるおいを与える」だけじゃない、保湿剤の種類と組み合わせの秘密

保湿が大切なのは分かっているけれど、保湿剤って何?
化粧水や乳液、クリームなど、毎日のスキンケアに欠かせない「保湿剤」。
保湿剤というと、「肌に水分を与えるもの」というイメージがあるかもしれませんが、実はそれだけではありません。
肌のうるおいを保つためには、
- 水分を抱え込むこと
- 肌をやわらかくなめらかにすること
- 水分が逃げないように守ること
など、いくつかの働きが必要です。
なんとなくクリームっぽい、ふたをするもの、のイメージでしたが、奥が深そう……!
さっそく化粧品開発歴10年以上の大ベテラン・こうじ先輩に、分かりやすく解説してもらいましょう!
\ この記事のポイント /
- 保湿の役割:
水分の補給だけでなく保持が重要 - 成分の配合:
複数組み合わせで保湿効果と使用感を両立 - 刺激への配慮:
成分分散で薄肌への負担を軽減
\ こんな方にぴったりの記事です /
- 薄肌で、どんな保湿剤を選べばいいか迷っている方
- スキンケアのべたつきや刺激が気になっている方
- 肌に優しい化粧品がどうやって作られているか知りたい方
そもそも「保湿」ってどういうこと?
「保湿」とは、肌の水分を補ったり、水分を引き寄せ、角質層に水分を保持することで、
肌のうるおいを保つことです。
そして保湿を目的として使用される成分を「保湿剤」「モイスチャライザー」と呼びます。
保湿とは、
「水分を入れる」+「水分を逃がさない」
という、両方の視点から考えることが大切なのです。
保湿剤にはどんな種類があるの?
代表的な保湿剤は、以下のようなものがあります。
- グリセリン
- プロパンジオール
- BG
- ソルビトール
- 尿素
- PCA-Na
- ヒアルロン酸
- アミノ酸類
化粧品では非常に身近な保湿成分です。
角層の水分保持を助けることで、肌をしっとりとうるおった状態に整える役割を担います。
保湿剤は1種類だけではダメなの?「複数を組み合わせる」ことには理由がある
化粧品の成分表を見ると、保湿成分って1種類ではなくいくつも書かれています。
なぜ複数の保湿剤を組み合わせるのでしょうか?
実は、理由は「保湿力を高めるため」だけではありません。
複数の保湿剤を組み合わせる理由には、
① 保湿性能
② 使用感
③ 肌への刺激への配慮
という3つの視点があります。
順番に見ていきましょう。
① 保湿性能のため
一つの成分だけでは、すべての保湿メカニズムをカバーすることは難しいものです。
「水分を与える」+「肌を整える」+「水分を保持する」
という複数のアプローチによって、より総合的な保湿設計が可能になります。
② 使用感のため
保湿剤は「多く配合すれば良い」という単純なものでもありません。
一つの保湿剤をただ多く配合してしまうと
「ベタつく」
「重く感じる」
「伸びが悪い」
そんなアイテムが出来上がってしまいます。
だからこそ化粧品開発では、
使用する保湿剤 × 配合量 × バランス
を意識して開発する必要があります。
複数の保湿成分を組み合わせることで、心地よい使用感を維持しながらも、長時間保湿を実現することができます。
③ 肌への刺激に配慮するため
もう一つ重要なのが、「一つの保湿剤に頼りすぎない」という考え方です。
保湿剤の中には、濃度や処方、肌状態によっては刺激につながることがあります。
そのため、
「一つの保湿剤をたくさん入れれば高保湿の化粧水ができる!」
と単純に考えるのではなく、
刺激とならないように複数の成分を適切なバランスで組み合わせる
という処方設計が大切になります。
imaét モイストヴェール セラムローションではどんな保湿剤を使っているの?
imaétのモイストヴェール セラムローションに配合されている保湿剤は、以下の通りです。


ジグリセリン、BG、プロパンジオール、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、PPG-10メチルグルコース、メチルグルセス-20、ベタイン、シロキクラゲ多糖体、ヒアルロン酸Na
- ジグリセリン
-
多価アルコール。グリセリンとは違う構造の保湿剤。角層水分量増加による保湿作用がある。
- BG
-
多価アルコール。角層水分量増加による保湿作用がある。また、防腐助剤として働き、防腐剤の配合量を減らすことができる。
- プロパンジオール
-
多価アルコール。角層水分量増加による保湿作用がある。また、防腐助剤として働き、防腐剤の配合量を減らすことができる。
- PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン
-
多価アルコール。べたつきが少ないのが特徴。親水性有効成分に対する浸透促進効果もある。
- PPG-10メチルグルコース
-
多価アルコール。トウモロコシ由来のグルコースから作られる。独特な厚み感があり高い保湿作用がある。
- メチルグルセス-20
-
多価アルコール。トウモロコシ由来のグルコースから作られる。べたつきが少なく、肌をやわらかくする。
- ベタイン
-
アミノ酸誘導体の一種。保湿作用に加え、他の保湿剤のべたつきをおさえる効果がある。
- シロキクラゲ多糖体
-
シロキクラゲから抽出して得られる。高級感のある粘性と高い保湿効果がある。また、角質機能改善効果や活性酸素消去作用もある。
- ヒアルロン酸Na
-
平均分子量120万-160万の酸性ムコ多糖。皮表水分保持による保湿作用がある。
モイストヴェール セラムローションでは、
薄肌にとって必要な保湿はどんなものかを考えながら、数ある保湿剤の中から厳選した設計をしています。
べたつきや刺激の要因とならないよう、保湿剤のバランスを考えながら試行錯誤した配合です。
実際に薄肌さんの声を聞きながら何度も試作をやり直して、納得のいくものに仕上げました。
そのため、刺激や安全性を大事にしながらも、使い心地のよい保湿感になっていると思います。
最近は、たくさんの方から、べたつきがなく保湿感があるなどの嬉しいお声をいただいていて、開発者冥利に尽きるばかりです。
まとめ:薄肌に寄り添うスキンケア開発
こうじ先輩、とても詳しくて分かりやすい記事をありがとうございました!
成分の一つひとつに意味があって、薄肌さんや敏感肌さんのために「刺激とならないバランス」が緻密に計算されていることがよく分かりました。
「肌が薄いから……」と諦めるのではなく、
「肌が薄いからこそ、成分のバランスにこだわった優しいスキンケアを選ぼう!」と前向きに捉えていただけたら嬉しいです。
肌の特性を知ることは、自分にぴったりのスキンケアを見つける第一歩になります。
これからもこうじ先輩と一緒に、薄肌についての研究や、ワクワクするスキンケア作りの裏側を発信していきますね!
FAQ(よくある質問)
- 保湿剤がいくつも入っていると、肌への刺激になりませんか?
-
むしろ逆のケースが多いです。一つの保湿剤を高濃度で配合するよりも、複数の保湿剤を適切なバランスで組み合わせることで、特定の成分による刺激リスクを分散させ、肌への負担を軽減する処方設計になっています。
- imaétのモイストヴェール セラムローションが、べたつかないのにしっかり保湿されるのはなぜですか?
-
保湿力の高い成分と、べたつきを抑える成分(ベタインなど)を計算して組み合わせているからです。「保湿剤の種類×配合量×バランス」を工夫することで、心地よい使用感と保水力を両立させています。
- 薄肌でなくても、このような複数の保湿剤を組み合わせた化粧品は使えますか?
-
もちろんお使いいただけます!薄肌や敏感肌の方に配慮した低刺激で高保湿な設計は、乾燥が気になるすべての方のバリア機能サポートに役立ちます。
【薄肌用スキンケア】imaét -イマエット- 公式サイトはこちら

